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Vol.6.AdobePremier映像編集!?YouTube
※記事が長いので目次を利用して、興味関心のあるところから読み進めてくださいね。
目次
前回までのおさらい
タイムラインパネルのスライダーを伸縮させる話をしました。
全体を俯瞰する時にはスライダーを拡大し、ディテールを操作する時にはスライダーを縮小するという話でした。
次に映像に使用するシーンをイン&アウトで選択し、タイムラインに入れていきますが、順番を入れ替える時の方法について解説しました。
順番を入れ替える時に、可視化したり不可視にする目玉マークの使い方について解説しました。
またロックの使い方についてもトラック数が増えてきた時、上位の映像が選択されてしまうので、下位の映像を選択したい時には、ロックをかけて不要なトラックが選択されない状態で映像の編集作業をすると良いとアドバイスしました。
そして、コマ送りのボタンについても触れてみました。
1秒間に30コマの静止画が繋がって映像になっていますので、シーンの終わりは30コマ目ですが、そこにはすでに次の映像の始まりが出てきます。
次の映像がない時には暗転して真っ黒くなります。
そういう時には、一コマだけ戻ることで、シーンの最後の静止画を捉えることができると説明しました。
2つのシーンをつなぐ時に、トランジションでディゾルブを入れてつなぐ方法も簡単で良いのですが、今回は手動のディゾルブを作る方法について解説して行きます。
その方が感覚的に、映像同士のつなぎ方を微調整できるからです。
では、本日のタイトル「Vol.6.Mavic Miniで撮った映像をAdobe Premiere Proで編集」について解説して行きましょう。
2つの映像をつなぐ時に、どういう繋がり方をすると綺麗に見えるのか?を考えながら作業を進めて行きます。
シーン1が朝日の映像で、シーン2は富士山の映像ですので、富士山を拡大して朝日の中心と富士山の頂上を合わせるために富士山の映像をかなり拡大したものが次の図です。
わかりやすくするためにフォトショップでコントラストを強くしています。
2つの映像の最初の映像の終わりのシーンと、次の映像の始まりのシーンを重なり合わせて、上位の映像は透明度50%にすることで、下位の映像のどこに何があるのかを確認しながら作業できますので、どことどこを重ねるかを調整してより美しく見せることが可能となります。
上図のように、ちょうど2つの映像が綺麗に重なるワンシーンを静止画として書き出す方法について解説します。
上図は「コマンド+シフト+3」でのMacによる画面キャプチャではありません。
プレミアでの静止画書き出し機能でワンクリックで簡単に出力できます。
ちなみに次の画像は画面キャプチャしたものです。
図の下段の赤枠から説明します。
静止画を撮るためのカメラマークをクリックすると、中央に表示されたようなポップアップウインドウが開きます。
赤枠の参照ボタンは、この出力する静止画をどこに置きますか?ということが選択できるためのものです。
その上の赤枠が保存される場所で、パス:/ユーザー・・・・と場所の説明がなされています。
保存する場所を変更したい時には参照ボタンを押して新しい場所を指定して下さい。
一番上のボックスは静止画の名前をどうしますか?というものですので、気にしない方は、このまま保存で大丈夫です。
ということでプログラムモニターの合成された映像から静止画を出力する方法についての説明は終わります。
次に2つの映像の繋ぎを手動でディゾルブする方法について解説します。
左端の赤枠はこのカットの時間を表しています。
末尾はコンマ秒なので、23秒23という長さのシーンであることがわかります。
この数値を表示された時間内で変えると、エフェクトコントロールパネルの上部にある紫色の帯にカーソルが指定した時間まで移動します。
例えば、映像が重なる長さを5秒間とした場合は、23.23−5.00=18.23ですので、数値を18.23に変更するとその時間位置にカーソルが移動します。
続けて、右側の中央付近の下の赤枠から説明します。
一番下の横長の赤枠は以前説明したスライダーです。
時間軸を伸縮させて、全てのシーンを一覧にして全体をみたり、1秒/30コマの内の1コマなどディテールをみたりする時に使用します。
その上の小さな鍵マークはロック解除の状態です。
その右のシーンは縁が白いので、選択された映像であることがわかります。
この選択された映像が上段左のエフェクトコントロールに反映されています。
次の図は、いよいよ映像同士を繋ぐトランデッションとしてディゾルブを手動にて制作します。
左側の赤枠は先ほどと被りますが、今回の映像のスタートからの時間です。
現在の時間は、18.23秒となっています。
ここをクリックして、数値を入力しています。
数値を入れると、タイムラインのカーソルも移動しますので、次のシーンをカーソルにピタッとスナップさせています。
中央の大きめの赤枠には上下の赤い矢印がありますが、このトラックを拡大しているという意味です。
赤枠中央の映像はサムネールが見えるほど、上下に拡大されており、よく見ると中央に横向きの白いラインが見えます。
これがディゾルブを作成する時の透明度となります。
そしてその作業をするために、上段のプログラムパネルを縮小している意味の右の赤い上下矢印となっています。
このように作業するエリアを拡大しながら細かなディテールをしっかりと作り込んでいきましょう。
終盤に近づいてきました。
次の図をご覧ください。
少し複雑になってきたので、赤枠ごとに番号を振ってみました。
まずは赤枠1ですが、エフェクトコントロールパネルで細かな作業を進めています。
数字の近くにダイヤ型の小さなコマのような形(キーフレームと言います)が複数見えると思います。
上から説明します。
赤枠1の数字の近くにあるキーフレームは位置となっています。
2の赤枠はプログラムモニターですが、ここにある映像の位置と言う意味です。
1つ目の映像はデフォルトのままで朝日の映像でしたが、上位のトラックの映像は、富士山です。
富士山の位置を、V1にある朝日に被せるために、かなり拡大しました。
2つの映像が重なるシーンでディゾルブを手動で設定し、オーバラップする時は拡大していても、時間の経緯で徐々にデフォルトの映像に戻すために、この位置の調整が必要となりました。
拡大すると画質が荒くなりますので、徐々に縮小して綺麗な画質を見せて行きたいという趣旨です。
その下はスケールになっています。
スケールは大きさのことなので、今話したように、拡大した2つ目の富士山の映像を元に戻す、つまり縮小するために必要となります。
ダイヤ型のコマはキーフレームですので、この時間からこの時間までは大きさを変えないとか、この時間から縮小が始まるなどの設定をして行きます。
設定する時に、カーソルの位置で、左端の時計マークをクリックすると、キーフレームが出てきます。
ここでは2つ目の映像が始まって、最終までに元の大きさまで縮小するように設定しました。
では、赤枠2の解説をします。
図を見て下さい。
青枠は拡大したシーン2の外枠ですので、中心のデフォルトの映像に対してこれだけ拡大していると言うのがわかります。
また、映像の中心あたりから、下に向かって青いラインが見えます。
これは何かというと、映像の位置がここから、ここまで動く設定になっているという意味の映像の軌道を意味しています。
位置の設定をキーフレームを打ち込みながら調整して行きます。
先ほどの赤枠1の位置のキーフレームがプログラムモニターで見るとこのように視覚的に、軌道を確認できるようになります。
では次の図を見てみましょう。
赤枠3の説明です。
まずはトラックを拡大して作業します。
ここでは赤枠を使っていませんが、横のスライダーと赤枠4の縦のスライダーがありますので、両端の丸い部分を持って伸縮しながら、作業環境を整えましょう。
トラックをある程度拡大することで、図のようなサムネールが見えるようになり、映像の中心付近に横長の白い線で透明度を表すラインが出現します。
さらに、V1サムネール上の白い横ラインを見ると、ライン上に小さな丸い印が付いています。
これが映像の透明度を設定しています。
Macですと、コマンドを押してライン上をクリックすると1個目の丸い印が出現します。
続けてライン上の任意の場所でクリックすると2つ目の丸が出てきますので、端の丸を持って下に下げると透明度が0%になりますので、映像の最初のシーンは完全な透明となります。
そこから時間経過と共に徐々に100%に向かいますので、映像が視覚化してくるという流れです。
これが手動のディゾルブとなり、始まりは透明度0から徐々に映像が出現するフェードイン効果となります。
繰り返しますが、白いラインが見えるまでトラックを拡大して、 Macではコマンドを押したまま、任意の場所をライン上でクリックします。
もう一つも同じようにコマンド押したままクリックして2つのキーフレームを作り、完全な透明から映像がフェードインするように調整します。
ここでは3秒間で映像がフェードインするように設定しました。
次に2つ目の映像ですが、初めは1と同じくフェードインします。
そして最後のシーンも3秒間のフェードアウトして終わりとなります。
出来た映像をプログラムモニターで何度か見てみたのですが、シーン1の映像の速度が少し遅い感じがするので、もう少し早めようと思います。
速度・デュレーションで映像の流れる速さを変えると映像の大きも変わってしまう。
図を見て下さい。
左側の赤枠の速度を変えたいトラック映像をクリックして、選択状態になったのを確認し、選択された映像を右クリックするとこのようなプルダウンメニューが出てきます。
速度・デュレーション…を選択すると、小さなポップアップ画面が出てきますので、速度を200%とします。
200%に設定すると倍の速さで映像が流れることになります。
映像1の長さも半分になりますので、映像2を手前にずらして、ディゾルブする場所を調整します。
これで一応完成したので、この21秒ほどの映像を書き出して、新しい動画ファイルを作ろうと思います。
次の図を見て下さい。
Adobe Premiere Proで編集済みの映像を、新しい映像として書き出す方法について説明します。
書き出す時に、プログラムモニターか、タイムラインが選択された状態で、ファイル→書き出し→メディア..の順でクリックしていくと、次の画面が出てきます。
左側の赤枠から説明します。
編集が完成した映像は21秒01の長さという意味です。
右の上段赤枠からですが、この青い文字は書き出すファイル名となります。
どこに、なんという名前の動画ファイルを書き出すか指定します。
デフォルトでは、撮影した動画ファイル名になっていますので、私の場合はDJI…というファイル名でした。
ファイル名をわかりやすく変更したいので、青い文字をクリックして好きなタイトルに変更します。
この時にファイルを保存する場所も指定出来ますので、わかりやすい場所を選んでください。
デフォルトではプレミアファイルの置いてある場所に保存されます。
そして下の赤枠は、ビデオとオーディオが選択されています。
今回のDJI動画ファイルには最初から音声が含まれていませんので、オーディオのチェックを外しても構いません。
その下は、最高のレンダリングを選んでいますので、画質がよいう状態となりますが、それだけデータ量も多くなります。
プレビューはお好みですが、動画ファイルを開かなくても内容が確認できるプレビューは便利なので私は選択しています。
そして最後に書き出しボタンを押して書き出しのためのレンダリングが完了するのを待ちます。
今回の撮影したDJI動画ファイルはデフォルトでフルHDですので、1920px1080pxです。
この大きさで21秒でも、書き出したファイル容量は582MBあります。
このサイトはワードプレスですが、アップロードできる容量は30MBまでですので、約20分の一まで圧縮しなければアップできません。
ワードプレステーマによっては50MBまでアップできるものもありますが、それだけ小さくしたり画質を落とす必要が出てきます。
YouTubeだと大きいファイルでも自動で圧縮されるので便利ですが、YouTubeチャンネル登録やチャンネル作成など必要になります。
今回は、既存のYouTubeチャンネルにアップしてみます。
では今日はここまでとします。
まとめ
いかがでしたか?
今回は少し足早に制作を進めてみました。
わずか21秒の動画を作るために、6つの記事を書くことになってしまいました。
画像もかなり沢山キャプチャしてしまいました。
前回のまとめでも書きましたが、動画編集を静止画で説明するのはとても難しく、歯痒い思いをしました。
今回は仕上げた動画をYouTubeでアップしましたので、仕上がりだけでも動画で説明できて良かったです。
次回はイラストレーターで作ったロゴを入れたり、音楽を入れたりしてみようかと思います。
最後まで読んでいただきまして有難うございました。
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