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ランサーズから招待状が届く→ロゴデザインのコンペに参加→当選!?
目次
招待状を頂いたデザインコンペは22の提案があり、運良くその中で当選したのです。
ここだけの話ですが、当選の報酬金額とコンペの参加者数や参加提案数は比例します。
10マンのコンペでは200を超える提案があることは珍しくはありませんね。
当選が確定される直前には、クライアント様からメッセージが来ることが多いです。
色やディテールについて微調整をしていくためです。
多くの場合はデザインは変えずに色や色の組み合わせを調整するが、中には文字のフォントやあるいはバランスなどを調整する場合もあります。
今回は私のデザインを一番気に入ってくれていたので、バリエーションを提案する際にリラックスできました。
この最終選考の段階で2つやそれ以上の候補があり、クライアントが迷っている場合も多々有ります。
その場合はコンペはさらに水面下で続くことになり、多くのランサーには知られずに最終選考に選ばれた者同士がより良い提案をしてから後、一人が当選します。
締め切りが過ぎて1週間以上経ってもメッセージが来ない場合は、今話したようなことが起きている可能性が高いでしょう。
稀にそのまま誰も選ばれず、賞金は参加者全員に山分けなんてことも珍しいことでは有りませんが、仮に10万円の当選賞金だったとすると、100人の参加者で割りますので、一人当たり千円の報酬となります。
ランサーズでは仮入金をしてからコンペをするため、クライアントの一方的なキャンセルの場合は、このような均等配分が行われます。
このようなケースもそう珍しいことでは無いと思います。
しかし200や300の提案数がある場合は、一人当たりの金額は推して知るべしですけどね。
それでも一円でも収入は、収入でしょう。
話が脱線してしまったので、本題に戻します。
この案件では、パスファインダーで合体した家とウサギを切り離す作業が出てきました。
なぜならクライアントから、「家とウサギの色を違うものにしたい」と要望があったからです。
提案する際に複合パスを合体させずに、別名保存しておくと後々便利
やはりイラストレーターでの制作時には、最終的にパスを合体させる前に、別名で保存して複数のパスの状態で置いておくと、今回のように後で、この部分だけ色を変えて、とか、形を修正してといった場合に作業がし易くなります。
また、それ以外にもワードロゴで制作した時に「ホーム」の文字に癒しやアロマをイメージさせる葉っぱを描いて、これもパスファインダーで合体させていたので、切り離して葉っぱの色と、ワードロゴの色を幾つか組み合わせて提案する手間がかかってしまいました。
※パスファインダーとはIllustratorのツールに含まれている機能の一つで、オブジェクトとオブジェクトを合体させて2つ以上のものを1つにしたり、重なり合っているところをくり抜いたりするツールのことで、このマークで言うと、家の形は最初は三角形一つと四角形1つ、煙突1つ、癒と言う文字と言う具合にいくつかのバラバラの素材が集まっていましたが、パスファインダーを使って三角形と四角形と煙突を1つに合体させてしまってから提案作業に入りました。
それから「癒」の文字を家に重ねてパスファインダーで今度はくり抜いたらこのように癒は白に見えているけど、実はくり抜いているから透明と言うことになります。
どうして白のままではけないのか?と言うと、いけないわけでは有りませんが、提案の際に実用化に向けたモックアップを作成することが多く、その場合、家の形の上に白い文字で「癒」と書いていても、フォトショップで Mock-upする時に背景の家と文字が重なり「癒」と言う文字は認識されなくなります。
また機会があればモックアップの作業についても記事を書きますね。
このように、正式なの納品に至るには、クライアントのイメージが絞り込まれるまで提案を続けていきます。
今回は10ほどの提案で納得のいくカラーバリエーションが見つかったので作業が早く済みました。
最終決定の段階までは時間がかかる場合もありますが、この段階での焦りは絶対に禁物だと言えるでしょう。
何故なら価格とは顧客の満足や納得いく段階まで意思の疎通を図るという価値を含んでいなければならないと考えています。
早く結果が欲しいとか早く賞金が欲しいというのはデザイナー側の満足であって、クライアントの満足ではないことを念頭においておきましょう。
最後に詰めの甘い仕事をしないためにも、コンペ以上に熱意を持ってデザインの幅を広げ、選択の範囲を広げながら、徐々じょに絞り込んでいくような仕事の進め方が大事だと考えています。
相手の持ち味やニーズに合わせていく通りもデザインを当てはめてみる
今回クライアントに喜ばれたのは、ホームページにロゴを当てはめた時の想定イメージでしたので、既存のHPを画面キャプチャするなりして、フォトショに読み込んで、制作したロゴを当てはめて見ながら、既存のHPに色合いや雰囲気に波長を合わせていくことがコツだと思います。
3つ目の最後のホームページ想定画像が決定を促したようでした。
企業のコーポレートカラーを中心にそれに似合う少し明るめのオレンジが気に入られたとのことでロゴデザインは当選確定となり、賞金を頂けたのでした。
コンペにおいて最も大切な心構えは「無我の心境」ではないかと思います。
無我とは自分が消えると言う意味ではなくて、相手の立場や趣味嗜好になり切るような感覚だと思います。
逆に自我が強いとどうでしょうか?
もし自分がクライアントの立場で、5万円とか10万円とか出費して自分の会社のロゴを作る側だとしたら?
初めて企業するときの大切な資金をランサーズのコンペに支払っているとしたら?
どんなランサーに制作してもらいたいですか?
相手の立場や気持ちを最も重視するランサーか?
もしくは自分のセンスや今までの成功体験を押し付けてくるランサーか?
両者とも個性であるので、どちらも人気があるのかも知れませんが、私は前者をお勧めします。
相手を尊重する中で、自分自身の感覚やセンスは必ず滲み出てくると思うからです。
無我とは個性が無くなるのではなく、相手との共同作業の中で、新たな自分自身の個性が発揮されることであると思います。
まとめ
いかがでしたか?
ランサーズコンペの裏で行われている、クライアントとランサーのやり取りや、駆け引きなど参考になったでしょうか?
またコンペにおいて大切な心構えなど書いて見ました。
皆様方の今後の参考になることがあれば幸いです。
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