シンボルとは説明の難しい最高の表現形態

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

目次

シンボルの謎バイブル (GAIA BOOKS)によると、「スイスの精神科医で分析心理学の創始者であるカールユング(1875-1961)は、シンボルを研究することによって、人間の本質を理解するための重要な手がかりを得ることができると考えたようです。

カール・グスタフ・ユング Wikipedia

ユングの定義によれば、シンボルとは説明することも知ることもむずかしい何かあるものの最高の表現形態であると言われています。

ユングは様々な文化、時代の宗教的、神話的、神秘的体系のシンボルを研究することによって、1つの顕著な類似性を発見しました。

それを説明するためにユングは、無意識は2つの層に分かれていると述べています。

religion

ユングが個人的無意識と呼ぶ第一の層は個人がほとんど忘れているか、あるいは閉じ込められている体験を通して獲得された事象の蓄積であると言います。

第二の層は、彼が集合的無意識とと呼ぶもので、すべての人間が持つ基本的な心の様式(パターン)と、普遍的なテーマを反映した原始的、象徴的イメージを形作る、とユングは説明しています。

 

「シンボルとは説明することも知ることもむずかしい何かあるものの最高の表現形態」というユングの定義は流石であると思いました。

説明することが難しいものとは言葉や文字で説明することが難しいから、図形やマークでシンボル化するというわけですね。

企業のロゴデザインも然りだと思うのです。

企業の理念や目的、または理想や未来を語るには言葉が多過ぎますが、シンボルマークなら一目で訴求できますね。

そして何よりその形に込めた思いを人々にインパクトある形として訴求できる、訴求効果があります。

現代ではブランディングとも言われていますが、ブランドイメージがシンボルマークを人目見ただけで思い出すという大きな意味合いがあると思うのです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

目次

ページ上部へ戻る