ロゴデザインのシンボルとワード

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ロゴデザインには大きく2つのパーツがあります。

ロゴという言葉や、シンボル、シンボルマーク、など良く聞く言葉ではあるが、あまり明確な定義や意味がわからないものが多いのも事実ではないでしょうか?

目次

シンボルマークとワードロゴに分かれていますが、通常この2つを合わせたものをロゴと呼んでいるようです。

 

シンボルの謎バイブル (GAIA BOOKS)によれば、「シンボルの歴史は案外古く、人が人として文化的な生活様式をし始めた古代文明時代から存在していたと言います。

 

シンボルとは見たとおりのもの以上の深く広い意味を表すものとも言われています。

 

「シンボル」という言葉はギリシャ語のsymballeinから来ているようですが、その意味は「いっしょに投げる」、あるいは「いっしょになる」であります。

 

symballeinには「意味を隠す」「覆う」という意味もあるようです。

古代文明からの様々なシンボルマーク

シンボルを作る行為は人間の本性に深く根ざしており、早くも狩猟採集の時代から行われていたと言います。

 

人間がシンボルを作るのは、ある観念を伝達するためであることは確かですが、ただそれだけではありません。

 

我々は日常の意識に対して隠され覆われている、より高次元の真実を伝達し理解させるための手段としてシンボルを作ると言われています。

 

我々は知らず知らずの間にシンボルを無意識で認識しそれを瞬時に理解し、またそれに関連する世界をイメージするようになっています。

 

それは言葉を超えた世界への入り口であると同時に、遥かなる遠い過去から受け継がれてきた人間の叡智の賜物であるのかも知れません。

 

私は丁度50歳になった頃にロゴデザイナーとしてスタートして、現在53歳なのでロゴデザイナーとしては3歳をすぎたところで、本当に駆け出しもいいところですが、妙にこの世界に惹かれるのは・・・

 

・・・きっと前世・・・前前世・・・と、遠い遠い魂の記憶からシンボルマークに惹かれているのかも知れないと思う今日この頃です。

 

ランサーズがきっかけとなりロゴを制作するようになったわけですが、デビュー当初は本当に何もわからず闇雲にただただ形を表現していただけでした。

 

クライアントの書いた文章を何度々も読み返し、ああでもない、こうでもないと試行錯誤を繰り返していました。

 

今も同じですけどね・・・

3年が過ぎた今、ロゴデザインについての歴史や、シンボルマークについての意味を学んでいく中で、当初考えもしなかったシンボルマークの真意とでもいうべき、何か隠された重要な意味合いを見つけようとしている気がします。

 

シンボルマークは有名な企業には必ずとってよいほど存在していますね?

 

なぜ人はシンボルにこだわるのでしょうか?

 

シンボルはその企業の象徴的存在となぜなり得たのでしょうか?

 

シンボルマークは製品や看板や名刺に至るまで幅広く応用されています。

 

シンボルに込められた創業者の真意はとても興味深いものがあります。

 

シンボルは言葉以上に何かを語りかけていると思うのです。

 

シンボルは文字以上に私たちに多くを語りかけているのかも知れません。

 

私たちは日々意識しようが、意識しまいが実に数多くのシンボルと共に暮らしています。

 

かなり小さなシンボルであっても視認性が高い標準的なシンボルマークや図で示したような小さなアイコンなら、一目でそれが何かを識別しています。

 

その形がどの企業のもので、その企業はどんな存在意義を見いだしているのか?一瞬で理解します。

 

そして知らないシンボルマークに出会うと、無意識でそれを知ろうとする習性すらあるように思える。

 

過ぎ去っていく情報群の中で、シンボルは過ぎ去らない情報の一つです。

 

その企業が存続する限り、その組織が存続する限りシンボルは存続します。

 

視認性が高く、認知度の高いシンボルマークを企業はあまり変更しようとしないのは何故でしょうか?

 

製品ならば日々改良に改良を重ね、変化を続けて行くのに、シンボルは創業当時からマイナーチェンジすることがあっても、その変化を顧客にはあまり知らされないことが多いようです。

逆に創業100年の企業のシンボルが変わらないことを私たちは歓迎している感すらあるように思えます。

 

昔から変わらないことへの安堵感なんでしょうか?・・・

 

そんんな不思議な存在がシンボルです。

 

人は無意識で普遍的なものを求めているのでは無いでしょうか?

 

愛が永遠であって欲しいと願うのは今に始まったことではないでしょう?

 

おそらく人類が愛し合うことを始めてから今に至るまで、永遠のものを求めてきたのでは無いでしょうか。

私たちは気がつかない間に、シンボルに囲まれて暮らしています。

 

例えば道路の標識であっても、その標識の意味が長々と文字で書かれていなくても、瞬時に識別し、その意味を理解します。

 

様々なシンボルマークの道路標識

様々なシンボルマークの道路標識

 

実にシンボルマークは不思議としか言いようがありませんね。

 

もしシンボルマークというものが存在しなかったら?

 

私たちの暮らしはどのように変化したのでしょうか?

 

想像もできないくらいシンボルマークは生活に密着し、浸透しています。

 

それは私たちが意識しようがしまいが・・・生活の一部であることに間違いは無いでしょう。

 

シンボルはその象徴ですらあるのかも知れません。

 

ハートマークを見て、心臓の形に似ていると解釈する人は稀だと思います。

 

ハートマークには愛や親近感を感じますよね?

 

これほどまでに多くの場面に使われる代表的なシンボルは無いではなかろうかと思えるほど、どこにでもどこの世界にでも見かけます。

 

言語を超え、国境を超え、多くの人々の認識では、なぜかハートマークは愛情を示しているように思えますね?

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