ランサーズ初登録から2ヶ月で初当選したロゴ
転職を志し、2014年4月28日にランンサーズなるものに初挑戦することとなり、約1ヶ月後にこの企業の案件を知りコンペに応募することにした。
5月の時点では、業種が骨董屋で屋号が「骨董家族」ということで、高級な骨董品をネットで調べていくうちに思いついたものがこれ↓だ。
ロゴデザインとは何かもわからないまま、閃きを頼りに、制作したが当然のことながらクライアントからの反応はイマイチだった。
今見てもロゴというよりリアルすぎてただのCGに見えてしまうのは私だけではないだろう。(恥ずかしい限りだ><)
シンボライズという言葉すら知らない頃だから、ど素人の作るものは我ながらとても滑稽である。
そしてクライアントの社長がアメリカにいるとかでロゴデザインコンペは延期されることになった。
延期の通知が来たので、再度白紙に戻してロゴを作り直すことにした。
第二作目がこれだ。
二作目もクライアントからは評価されず、私はいちいち落ち込んだり、考え込んだりしていた。
この頃は闇雲にインスピレーションだけを頼りに作り続けていたが、確か3ヶ月くらいで100個ほどロゴを作ったと記憶している。
この頃の私の信条は「数は力なり」
上記画像の趣意は、世界中で骨董品を売り買いする企業というイメージと、日本人の企業であることで日の丸を意識していた。
フォントもなるべく力強い筆記体を選んでいたが、アドビのクリエイティブクラウドにはこの頃は日本語のフォントが少なく、フリーフォントに頼っていた。
そしてクライアントの意図をもう一度考え直し、新しい発想で作り直すことにした。
ランサーズの詳細ページを何度も繰り返し読み返していくうちに、地球のイメージが閃いた。
趣意は、世界に骨董品の情報を発信し、大宇宙の中で波紋のようにその情報が広がっていく。
そしてその情報は日本から世界に発せられていく。
そういうコンセプトで製作したのが、これだ。
後日談であるが、その頃アメリカでもロゴデザインのコンペを開催していたとかで、日本国内ではランサーズで124案が提出された。
当選報酬は、59400円。
下記は当選後数週間かけて修正を重ねた結果こうなった。
アメリカ滞在中の社長はいきなり私のデザインを選ばれたと担当者に聞いた。
社長もインスピレーションで物事を進める方らしい、やはり類は友を呼ぶのだろうか。
納品は英語バージョンも作り合計4パターンのロゴデザインを納めた。
納品後しばらく経って、実用化した写真が担当者から送られてきた。
骨董品を納品するときのダンボールに新しいロゴを印刷したらしい。
これを見た私は、改めてロゴデザインは企業の顔を作る仕事であり、その企業の理念やビジョンを表現する素晴らしい仕事だと感動した。
美容師時代は1時間や3時間かけてヘアをデザインしても、早ければ1ヶ月後には形が崩れ始め、半年も経てば、跡形も無くなることに虚しさを覚えたものだ。
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