山中湖畔で店舗を構えて【hairsalonデザイン事務所はしびと】を開業します

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以前の記事で過去に美容室を経営していた話をしたことがあります。

過去記事を読む方はこちらをクリック

ここ7年間くらいは、美容室を持たないで会社員やりながら休日などに訪問美容師として障害者や、体の不自由な方や車で美容室にいけない高齢者などの自宅にお邪魔して訪問美容師していました。

訪問美容師のサイトも制作し運営していました。

訪問美容おくりがみ

訪問美容師はカットやカラーの希望者宅へお邪魔して作業をします。

もちろん無許可ではできませんので最寄りの保健所へ届出が必要となります。

高齢者をカットすることもカラーやパーマすることもあります。

問い合わせで高齢者が大勢滞在している老人ホームから「美容室ありますか?」と聞かれることが多々ありました。

普通は老人ホームに行って10人とか20人とかカットするのですが、中にはある程度高級な老人ホームもあるわけです。

目次

そういう施設では健常で若い老人も多く、たまには気晴らしで旅行がてら遠くの美容室へ行くこともあるようです。

なので少しぐらい遠くてもマイクロバスで旅行がてら美容室に行って観光して帰るみたいなツアーを企画するらしいのです。

そうなるとサロンを持たない訪問美容師は何にもできなくなります。

多くの美容室ではサロンをやりながら訪問美容もやるパターンが多いので、私たちにように訪問美容師だけというのはまずいないのが現状です。

なぜか?

訪問美容師では食べていけないからです。

私も同じく訪問美容師は趣味のような立ち位置で、普段は会社員でプライベートな時間にロゴデザインやWEBデザインを作っている感じで生計を立てていました。

サロンはあると良いかな?

程度で10数軒は空き店舗を見たりしていましたが、直感的に魅力的な店舗や立地が見当たらず7年が過ぎていました。

3足の草鞋を履いているので、生活には困らないため、取り立てて焦って店舗運営をする必要もありませんでした。

要するにリスクを取らないで無難に生きていたわけです。

しかしもうすぐ60歳になります。

正確には58歳ですけど、このまま何も挑戦しないで無難な道を選ぶのか?

そういう迷いは常にありました。

時には潰れた美容室もあって居抜き物件なので家賃さえ支払えばすぐに開業できるような条件もありましたが、イマイチモチベーションが上がりませんでした。

それは家賃の問題、大家さんの人柄、環境の良し悪しなどが理由ですが、勘のようなものでもありました。

そしてついに、条件がバッチリ揃いました。

大家さんも良さそうだし、家賃も納得いく条件だし、環境も山中湖畔で店内からは湖が見えるような店舗でした。

この場所で美容室開業なら人生最後に挑戦しても悔いはないかな?

そう思える物件に巡り合えました。

下記の看板はCGです。

目の前に山中湖が広がるデザイン事務所はしびと

サロンを持つとその土地から離れられなくなるので、放浪癖のある自分には重荷に感じるところも、以前ありましたのでそれも腰が重たかった理由です。

九州の宮崎県で生まれ育ち、十代で大阪へ単身で移住し、東京、パリ、福島、そして宮崎で開業して、なぜか縁あって山梨へ移住して来ました。

しかしどこかでか大地に根を張りたいという願望もありました。

終の住処を探していたようにも思えます。

根無草のように、波間に揺られてゆ〜らゆ〜らと流されていく人生よりも、どこかの地でしっかりと根付き、大樹となり多くの方々の役に立ちたいという理想との狭間で7年間揺らいでいました。

そういう流れで、縁あって住み着いたここ山梨県南都留郡山中湖村で美容室としてデザイン事務所はしびとを2020年12月1日にオープンすることになりました。

数えの60歳で美容室開業とかあり得ないことでしたが、17歳年下の妻に煽てあげられ調子に乗ってやる気になってしまいました。

妻は私がサロン経営していた頃に見習生として就職して来た弟子です。

今はすっかり尻に敷かれていますが・・・

今の人生は1度きりで、泣いても笑っても時間は矢の如く過ぎ去り、老いて死んでいきます。

誰もが必ず老いと死に直面するわけですが、棺桶の蓋が閉まるまで人生は何があるか分かりません。

そして死を目前にした時に、挑戦して敗れた人生を悔やむか?

挑戦せずに無難に生きたことを悔やむか?

もっと頑張ることができたのに歳のせいや環境のせいやお金がないことのせいにして必死で頑張らなかったことを悔やむか?

私は挑戦して、必死で頑張ったけど敗れた人生であったとしても愛せる気がしたんです。

もちろん60歳で美容室を起業して成功することを夢見ていますよ、本当はね。

多くの人の役に立とうとして、自分の持てる資質を全て捧げようという気概で戦って敗れたなら本望だと思います。

還暦からの美容室企業かぁ・・・

あまりにも無茶だと思う自分と・・・

歳のせいにして言い訳するんじゃない!と叱咤激励する自分がいます。

私は後者の自分の方が好きです。

どMか?

だって私よりも高齢で起業して大成功した方々を数多く知っているからです。

最近依頼されたコンサルティングで制作したYouTubeプロモーション動画。

まずはロゴデザインを作りました。

オーナーは70歳を過ぎてからの起業でした。

ロゴを制作し、サロンへ伺って施術風景を動画で撮影し、自宅に帰ってからAdobe Premiere Proで編集したものです。

今は看板の制作途中です。

この方も起業前には迷いがあったので、コンサルタントとして私は言いました。

起業するのに年齢は関係ありませんよ。

理想に燃えて、命尽きるその日まで夢に向かって頑張りましょう!

と・・・

その言葉が今私に返って来たようです。

今度は私が私に向かって励ましています。

起業するのに年齢は関係ありませんよ・・・と。

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